手作りびわエキス手軽なビワの健康法です。是非試してみて下さい!

千葉県や九州地方など、ビワの産地では古くから「ビワの葉酒」 が身近で手軽な家庭薬として利用 されてきました。
「おじいちゃん、おばあちゃんの智恵」として、すでにご存じの方も多いことでしょう。生葉とちが い半永久的に保存のきくビワの葉エキスは、以下に示す通りさまざまな用途に大きな力を発揮します。
また、身近にビワの木がない方や、ビワの葉そのものが入手できない地域にお住まいの方の場合でも、 市販の「ビワの葉エキス」を利用すればいつでも手軽に「ビワの葉温灸」を行うことができます。


♦ビワの葉エキスの作り方

1年以上たった濃い緑色で肉厚のビワの葉を採取し、タワシで両面をよく洗って水気が切れるまで 乾かした、2~3cm幅に切ります。タワシで洗う際、葉の裏側にある綿毛をできるだけきれいに 取って下さい濁りの原因 になることがあります。 梅酒などに使う広口ビンを用意し、ホワイトリカー1.8Lに対してビワ葉120g程度を漬け込み、密閉 して冷暗所におきます。

びわの葉エキスの作り方

※ビワの果実や種子も同様にして漬けることができます。
※ホワイトリカーの代わりに消毒用エタノールでも作れます。短期間で出来るのですが葉緑素が溶け
  出して濃い緑色になるため使いにくく、口に含んだり飲んだりもできないので、ご家庭で作るには
  ホワイトリカーの方が良いでしょう。

区切り線

♦使い方

  • 病弱の人や慢性障害のある人は、毎日盃一杯ほどを飲むか、水またはビワ茶で割って飲むと良いでしょう。

  • 風邪・花粉症には、マスクに染み込ませて掛けます。すると咳が収まり、 喉の痛みにも効果があります。

  • 口内炎や歯槽膿漏、歯肉が弱い、喉が痛いなどの症状には、少し口に含んでおいてから飲み込むのが効果的です。うがい薬として用いても構いません。アルコールが強すぎる場合には、適宜水で薄めて使用します。

  • 切り傷、やけど、皮膚炎、にきびには、1日何回か患部に塗るとかゆみや痛みが収まります。

  • 同様に、虫刺されに塗るとかゆみ止めになるばかりか、腫れも収まります。

  • 水虫にも効果があります。

  • 肩こり、腰痛、打撲などには、ビワの葉エキスをガーゼに染み込ませて患部に当てラップを被せた上からテーピングします。このようにして湿布すると生葉の温湿布と同じような卓効があります。

  • ビワの葉エキスの湿布は、内臓の痛みや各種慢性病にも効果を上げています。上述の湿布の上からホットパックや使い捨てカイロなどで温めて「温湿布」にすると良いでしょう。